XMのゼロ口座(ECN口座)はスプレッドが低いのが魅力的です。
しかし、その分取引手数料が外付けで徴収されます。
そう聞くとあまりメリットがなさそうなゼロ口座ですが、実はトータルで見るとコストが安くスキャルピングをする人にはおすすめの口座なのです。
そこで今回は、ゼロ口座を徹底解説!他の口座や他の海外FX業者のECN口座と比較してどうなのか解説していきます。
ゼロ口座・マイクロ口座・スタンダード口座を比較
スタンダード口座 | マイクロ 口座 | ZERO口座 | |
最大レバレッジ | 888倍 | 888倍 | 500倍 |
ロスカット | 20% | 20% | 20% |
追証 | ゼロカット | ゼロカット | ゼロカット |
口座開設ボーナス | 〇 | 〇 | 〇 |
入金ボーナス | 〇 | 〇 | ✕ |
ロイヤルティプログラム | 〇 | 〇 | ✕ |
1ロットの単位 | 10万通貨 | 1,000通貨 | 10万通貨 |
最小取引量 ロット×0.01 | 1,000通貨 | 10通貨 | 1,000通貨 |
スプレッド | 2.0pips(ドル円) | 2.0pips(ドル円) | 0.1pips(ドル円) |
取引手数料 | 無し | 無し | 1ロット往復10ドル |
最低入金額 | 5ドル | 5ドル | 10ドル |
- スタンダード口座 ⇒ 万人受けするバランスがいい口座
- マイクロ口座 ⇒ 初心者でも取り組みやすい安心感
- Zero口座 ⇒ スキャルピング取引などプロ向け
比較してみるとスタンダード口座とマイクロ口座は、1ロットの単位数や最小取引量は違いますが、サービスは一緒だということがわかります。
ゼロ口座の特徴
- 低スプレッド
- 約定スピードが早い
- ボーナスは新規口座開設ボーナスだけ
- レバレッジは最大500倍と制限
- 最低入金額は10,000円
- 取引手数料が1ロット往復で1,000円
XMのゼロ口座は、手数料がかかる代わりにスプレッドがとても狭いのが特徴です。
XMゼロ口座のスプレッドは、ドル円0.1pipsで、そこに取引手数料1ロットあたり10ドルを足したとしても合計1.1pipsです。
スタンダード口座1.6pipsと比較するとスプレッドが0.5 pipsも狭くなり、極狭スプレッドのゼロ口座はスキャルピング取引をするトレーダーに好まれています。
XMで取引手数料がかかるのはゼロ口座だけ
XMには3つの口座タイプがありますが、このうち取引手数料がかかるのはゼロ口座だけです。
ゼロ口座では10万ドルの取引につき手数料5ドルがかかり、手数料が引かれるタイミングはMT4・MT5により異なります。
MT4では取引発注時に往復分の手数料がまとめて差し引かれ、MT5では取引発注時と決済時のそれぞれのタイミングで差し引かれます。
公式サイトで「10万ドルの取引で手数料5ドル発生」と表記されているため、往復の合計手数料が5ドルと思ってしまう方もいますが、片道5ドル往復10ドルという意味です。

ゼロ口座はスキャルピングする人におすすめ
ZERO口座は、約定力の強いECN環境で低スプレッドなのでスキャルピング取引をする方におすすめの口座となります。
- スキャルピングで頻繁に低コスト取引がしたい
- 3,000円の口座開設ボーナスは欲しいが、取引ボーナスやXMポイントまでは求めない
ゼロ口座のメリットは、低スプレッド・約定スピードの速さであり、スキャルピングやデイトレードを中心とするトレーダーにおすすめです。
ゼロ口座は、取引手数料がかかるもののスプレッドが低いので、スタンダード口座などと比べるとトータルコストを下げられます。
XMゼロ口座の開設方法
ホーム画面で追加口座を開設するボタンを押す
口座タイプ等を選択します
- 取引プラットフォームタイプ
特に決まっていない場合はMT4を選んでおくといいでしょう - 口座タイプ
XM Zero口座を選択します - 口座の基本通貨
JPYを選択します
レバレッジを選択します
ゼロ口座の最大レバレッジはスタンダード口座の888倍ではなく500倍です。
ボーナス受け取りは必ず忘れずに
ボーナス受け取りを忘れずに希望します。
ただし、XMに複数口座ある場合、2口座目以降の新規口座開設ボーナスは付与されません。
パスワードを2回入力します
すでに口座を開設している場合は、既存のPWを入力します。
ゼロ口座の開設完了です
複数口座ある場合はこのように口座番号の違う口座が並んで表示されます
「XMTRADINGへようこそ」メールが届く
公式サイトから「Eメールアドレスをご確認下さい」ボタンをクリックすると、XMからメールが届きます。
登録したメールアドレスに、XMから口座開設確認メール(XMTRADINGへようこそ)が届くはずなので、万一届かない場合は、迷惑メールフォルダもチェックしてください。
メール本文の「会員ページへログインしよう」ボタンをクリックすると、XM会員ページのログイン画面が表示されるので、メール本文に記載されているログインID、および自分で設定したパスワードでログインしてみましょう。
XMのゼロ口座のメリット
ゼロ口座のメリット①スプレッドが狭い
ゼロ口座の最大のメリットはスプレッドの狭さでしょう。
ドル円などのメジャー通貨ペアなら本当にスプレッドゼロという場合もあり、たとえ取引手数料を支払っても、マイクロ口座やスタンダード口座より低いコストです。
スキャルピングやデイトレードなどの短期取引の場合、手数料およびスプレッドが利益に大きく影響するので、できるだけコストダウンさせるべきでしょう。
ゼロ口座は、マイクロ口座やスタンダード口座と比べて30~40%もコストを下げられるケースもありますから試す価値ありです。
ゼロ口座のメリット②主要な取引通貨ペアの約定が速い
ゼロ口座は、ブローカーの介入がない直接取引であるECN取引なので必ず約定できます。
売買がどれくらいおこなわれているかがカギとなる約定速度。
そのため、マイナーな通貨ペアでは売り買いがなかなかマッチせず、指値での売買が難しくなります。
そんな中、ゼロ口座は注文のほぼすべて1秒以内という速い約定力です。
ゼロ口座のメリット③取引手数料は経費に計上可能
スプレッドは同じ手数料でも経費として認められませんが、ゼロ口座の取引手数料は確定申告の際の経費に計上できます。
取引手数料の合計額は、売買取引ツールのメタトレーダーに取引明細書として出力できますから、これを確定申告の際に使うと便利です。
ゼロ口座のメリット④最低入金額が低い
XMゼロ口座の初回最低入金額は1万円。
例えば、ライバル業者のTITANFXは2万円、AXIORYは2万円、TRADEVIEWは10万円と、他の低スプレッドサービスを供給している業者と比べても低いことがわかります。
ゼロ口座のメリット⑤500倍のハイレバレッジ
XMゼロ口座では、口座残高2万ドル以内なら最大500倍のハイレバレッジ取引可能。
国内FX業者のレバレッジは最大でも25倍ですから、少ない自己資金で夢を見たい方におすすめです。
ちなみに、TITANFXはXMゼロ口座と同じ500倍ですが、AXIORYは400倍、TRADEVIEWは200倍と、XMゼロ口座の水準が高いことがわかります。
ただ、XMのスタンダード口座およびマイクロ口座の最大レバレッジは888倍です。
それと比べてゼロ口座に物足りなさを感じる方もいらっしゃるようですが、それでも国内FXと比べれば破格の高さです。
ゼロ口座のメリット⑥透明性の高い環境
2010年よりXMゼロ口座では、約定拒否やリクオートのないよう徹底しています。
リクオートとは、ユーザーの発注価格で約定できず、業者側が別の価格を提示することを指します。
ユーザーと市場のあいだにFX業者やブローカーが介入しないECN方式を採用しているからこその計らいであり、ユーザーにとって透明性が高くフェアな取引環境がもたらされます。
ゼロ口座のメリット⑦信託保全である
XMでは会社の資金はAIG保険、ユーザーの資金は英国バークレイズ銀行と、分別管理しており、万が一の場合もユーザーの資金は100万ドルまで補償される仕組みです。
なお、AIG保険は1919年に創業の保険サービスで、世界中の名だたる法人や個人を顧客に持っています。
XMのゼロ口座のデメリット
メリットの多いXMゼロ口座ですが、デメリットもあります。
ゼロ口座のデメリット①取引手数料がかかる
ゼロ口座では取引手数料が1ロット10ドルかかります。
業者名 | 取引手数料 | 最大レバレッジ |
Tradeview | 5ドル | 200倍 |
AXIORY | 6ドル | 400倍 |
TitanFX | 7ドル | 500倍 |
XM | 10ドル | 500倍 |
同じ海外FX業者のECN口座と比較すると高いことがわかります。
ECN方式のゼロ口座では取引手数料が必要で、注文ごとに手数料を把握する必要があります。
取引手数料は通貨ペアことに違うため計算がややこしくなるのもデメリットでしょう。
ゼロ口座のデメリット②スタンダード口座やマイクロ口座より最低入金額が高い
スタンダード口座およびマイクロ口座の初回最低入金額は500円。
対してゼロ口座の初回最低入金額は10,000円とかなりハードルが上がります。
ゼロ口座のデメリット③ボーナスは新規口座開設ボーナスだけしかもらえない
スタンダード口座とマイクロ口座では、口座開設ボーナス3,000円のほか100%初回入金ボーナスや20%追加入金ボーナス、XMロイヤルティプログラムなどボーナスが充実しています。
対するゼロ口座は、初回口座開設ボーナス3,000円のみです。
しかし、ゼロ口座はスプレッドが低いので、結果的にボーナス分が還元されているとも考えられます。
ゼロ口座のデメリット④取り扱い通貨ペアが少なめ
XMゼロ口座では57種類の通貨ペアおよびコールドとシルバーの取引ができます。
しかし、スタンダード口座なら57種類の通貨ペアの他にコモディティ・株式・仮想通貨などもっと幅広い取引ができます。
コモディティ先物CFDなどの取引希望の方は、ゼロ口座とスタンダード口座の両方を開設するのがベスト。
ゼロ口座のデメリット⑤Zero口座にはロイヤルティプログラム(XMP)がない
XMにはロイヤルティプログラム(XMP)と呼ばれる、取引量に応じたポイントをもらえるシステムがあります。
こちらもゼロ口座は対象外となります。
取引量の増加にともない会員ステータスがアップ、ポイント還元率もアップしていくという仕組みで、とかくポイント好きな日本人にも好評です。
貯めたポイントは取引で使用でき、ちょうど取引手数料分くらいは払えるので大変便利です。

口座タイプを途中で変更できるのか?
はじめに選んだ口座タイプから別の口座タイプへの変更はできず、もし別タイプの口座を開設したいなら、追加口座を開設するとよいでしょう。
XMでは後からいくらでも口座の追加開設でき、最高8つまで自分のトレードスタイルに沿った口座をいくつも持つことができます。
もちろん開設手数料などはありませんし、厳しい審査もなし。
口座間の資金移動もできるとあって、トレーダーから大変便利と好評を得ています。

【XMのゼロ口座】XMのゼロ口座の手数料やスプレッドなどメリットデメリットを徹底解説まとめ
スプレッドが極狭で取引手数料はかかるゼロ口座ですが、トータルで見ると実は取引コストが安くスキャルピング向けの口座です。
XMで口座開設する時は、まずマイクロ口座かスタンダード口座を開設しもらえるボーナスをしっかりもらい、その後にZero口座を開設するのがベストでしょう。


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