XMに入金する際入金方法を間違えて選択すると、出金するとき手数料を多く取られてしまうことも。
日本人にも人気のある海外FX業者のXMですが、簡単に使えるとはいえやはり海外の会社なのでややこしい側面もあります。
特に、入金する際に出金(自分に振り込む)のことまで考えるのは大変。
ですが、一度覚えてしまえばそんなに難しいことではありませんから、ぜひマスターしましょう。
XMの入金方法は全部で5タイプ
はじめにクレジットカードでの入金について少し触れましたが、XMの入金方法は全部で6つあります。
それぞれの入金方法により手数料が変わってきますので、下記の表を参考にしてください。
なお、国内銀行送金とSTICPAYに関しては、営業時間内に入金した場合の所要時間です。
入金方法 | 入金手数料 | 所要時間 |
①bitwallet | 無料 | 即時 |
②クレジットカード | 無料 | 即時 |
③STICKPAY | 無料 | 即時 |
④国内銀行送金 | 無料 | 30分〜1時間 |
⑤BXONE | 無料 | 即時 |
【入金方法①】bitwallet
bitwalletとは、米ドル・日本円・欧州ユーロの3種類の通貨対応のオンラインウォレットサービス。
以前はmybitwalletという名称でしたが、2018年9月10日以降、bitwalletと名称変更されました。
XMへの入金手数料が無料なだけではなく、bitwallet口座への入出金手数料が非常に安く人気でしたが、現在は、入金額以上出金できないのが難点で利用者が減っているようです。
反映時間はクレジットカード入金並みで、VISAなどのクレジットカードを持っていないという方にはおすすめです。
ただし、現在、bitwalletへ入金には振込手数料が必要。
すでにbitwalletに自己資金を入金済みならいいですが、そうでないなら銀行から送金する方が手数料を節約できます。

入金方法でビットウォレットを選び金額入力
ビットウォレットが立ち上がるのでサインイン
自動的にビットウォレット画面が立ち上がるので、サインインする。
上図中のマーチャント名「Tradexfin Limited」はXMの運営会社です。
ビットウォレットで50,000円の送金を決済
サインイン後、決済ボタンを押して送金を確定します。
ビットウォレット画面で送金を確認
リアルタイムで送金されているのが確認できます。
XM画面で入金を確認
ビットウォレットからXMに50,000円が送金されました。
50,000円の入金で100%ボーナスも50,000円ついていました。
口座開設ボーナス3,000円とあわせて103,000円がトレードで証拠金として使えます。
これは大きいですね。
ボーナスの未消化分もXM画面で確認
XMのボーナス欄を確認すると、100%ボーナスの残りが31㌦と表示されています。
50,000円入金した日のドル/円レートは約107円でした。
107円×469㌦(500㌦-31㌦)≒50,000円ですから、100%ボーナス残31㌦は適切な額です。
XMでは思ったより精緻な為替レートで、ボーナスが付与されています。
【入金方法②】クレジットカード
6つの入金方法のうち10%しか選んでいる方がいないのですが、実はクレジットカードでの入金は大変おすすめです。
メリットはなんと言っても、手数料無料であることと反映が速いことでしょう。
入金方法を選択する際に重要なのは手数料と反映時間ですから、クレジットカードはベストな方法。
デメリットは見当たりません。

入金方法でVISAを選び金額入力
XMの入金方法選択画面でVISAカードを選んで金額を入力します。
VISAカードで10,000円入金
金額を確定
金額を確定します
カード番号・氏名・有効期限などを入力
最初の入力ではカード番号、氏名、有効期限、セキュリティコードを入力します。
入金が完了し「成功」と表示される
VISAカードでの入金が成功しました。
クレジットカード入金【メリット1】入金手数料無料
クレジットカードでの入金は手数料無料。
無料となるのは10,000円以下の銀行振込のみで、そのほかは有料となります。
どの金額でもクレジットカードなら手数料無料なので心置きなく自分の好きな額とタイミングで入金することができます。
クレジットカード入金【メリット2】反映までがスピーディ
クレジットカード入金なら、入金してからXMの口座残高への反映時間がかなり短くスピーディです。
FXの世界では、秒単位分単位でチャンスが巡ってくることがあり、そんな時、クレジットカード入金ですぐに口座残高が反映されれば、チャンスを逃さず勝負できます。
特に口座に入金する時はトレーダーの気合が充実しているタイミング。
機を逃さず取引できるクレジットカード入金がおすすめです。
クレジットカード入金【デメリット1】利用可能クレジットカード会社が少なめ
XMの入金に利用可能なクレジットカード会社は、2019年10月現在、VISA、JCBの2種類み。
このうちJCBは出金不可となっています。
これらのクレジットカードを持っていない場合、わざわざ作らねばなりません。
そうは言っても、この2種類のクレジットカードは普段のショッピングなどでもよく使われるメジャーなものなので、この機会に作っておくのもおすすめです。
クレジットカード入金【デメリット2】入金額以上の出金は不可
XMでは、クレジットカードでの入金はクレジットカードでの出金。
カードの返品処理を用いて出金する仕組みです。
そのため、例えばクレジットカードで10万円入金し取引で利益が出て、残高が20万円になっても、20万円すべてを出金できない(10万円は出金可)のです。
入金額以上に出金する場合は、銀行での出金となります。
クレジットカード入金【デメリット3】ポイントは付かない
XMでクレジットカード入金してもポイントはつきません。
厳密にいうと、もちろん入金時にポイントがつくのですが、出金時に返金処理されると同時にポイントもマイナスとなるのでプラスマイナスゼロです。
クレジットカード入金で注意すること
クレジットカードでの入金時に入金リクエストに失敗する理由としてあげられるのが、クレジットカード発行銀行がXMへの入金を拒否するケースです。
ですが、本来使えるはずのVISA・JCB・Maestroでリクエストに失敗した場合は、入金情報に誤りがないかチェックしたうえで、サポートに問い合わせてください。
【入金方法③】STICKPAY(スティックペイ)
STICPAYとは、オンライン決済サービスのひとつで、XMでは2018年12月より利用可能となりました。
クレジットカード、銀行送金、ビットコインのいずれかからSTICPAY口座に入金、そして、XM口座に入金という流れ。
STICPAYへの入出金手数料は下記表のとおりです。
【STICPAYへの入出金手数料】
入金方法 | 手数料 |
銀行入金 | 1% |
クレジットカード入金 | 3.85% |
ビットコイン | 1% |
【STICPAYの出金方法と手数料】
出金方法 | 手数料 |
銀行出金 | 800円+1.5% |
STICカード* | 1.3% |
ビットコイン | 1% |
なお、STICカードがあれば、STICPAYに入っている口座残高をSTICカードに入金でき、入金分については、ATM現金引き出しやネットショッピングに利用できます。

①入金方法でスティックペイを選び金額入力
スティックペイで入金額を入力入金方法でスティックペイを選んで、希望の入金額を入力します。
今回は2万円を送りたいと思います。金額を入力して確定ボタンを押します。
②自動でスティックペイのログイン画面へ飛びます
自動でスティックペイのログイン画面に飛ぶので、ログインします。
スティックペイの画面では2万円が自動で反映されています
スティックペイの「今すぐ支払う」を押すとXMの画面に戻ります。
③自動でXMの画面に戻り入金リクエスト完了
入金リクエスト完了が表示されていればOKです。
ちゃんとXMからメールも送信されるので安心ですね。

GEMFOREXではなどほかの海外FX業者でも利用可能なスティックペイ口座を作っておくと便利です。
STICPAY入金【メリット1】クレジットカード利用でポイントがつく
STICPAYにクレジットカード入金するとクレジットカードのポイントがたまります。
ただし、手数料が3.85%かかることも頭に入れておきましょう。
STICPAY入金【メリット2】トータルコストが安い
STICPAYと国内銀行送金で、それぞれ10万円を入出金する時のコストを考えてみましょう。
STICPAYの銀行振込手数料は1%、STICPAY口座への入金は1,000円の手数料、そして、XMからSTICPAYへ出金後にそこから銀行口座出金する手数料は2,300円。
つまり、入金から出金までのトータルコストは振込手数料1%プラス3,300円です。
ちなみに、各銀行での振込手数料も必要ですが、国内銀行送金でも同じ振込手数料がかかるので計算から省いています。
一方、国内銀行送金でのトータルコストは手数料のみ。
ちなみに、大手銀行の出金手数料は下記表のとおりです。
銀行名 | 手数料(被仕向送金手数料+円為替取扱手数料) |
三菱東京UFJ | 4,000円 |
三井住友 | 4,000円 |
みずほ銀行* | 5,000円 |
りそな銀行 | 3,000円 |
ソニー銀行 | 2,500円 |
住信SBIネット銀行 | 2,500円 |
表を見ますと、
出金手数料の安い、りそな銀行やソニー銀行、住信SBIネット銀行などを活用すれば、国内銀行送金の方が、トータルコストが安くなることがわかります。
もうひとつ考慮すべきが手間の問題。
XM口座より電信送金で銀行出金すると、たとえ少ない金額でも銀行から電話があり、また、100万円以上の金額を動かすと税務署から電話があり、時間を取られます。
STICPAYなら上記のような電話がなく手間どりません。
STICPAY入金【デメリット1】入金額以上の出金は不可
以前なら、STICPAYは入金額分以上の出金が可能で、かなり利便性の高い入金方法でした。
ところが、現在では、STICPAYでも入金額以上の出金ができなくなってしまい、メリットではなくなってしまいました。
STICPAY入金【デメリット2】他は特になし
かつて、bitwalletの出金手数料がSTICPAYより安く、入金額以上の出金ができるなどのメリットがあった頃は、STICPAYはかなり地味な存在でした。
ですが、bitwalletならではのメリットがなくなった今、STICPAYはほかの入出金方法と比べて特に見劣りする点はありません。
【入金方法④】国内銀行から送金
銀行口座があれば誰でも使えるため、XMを利用する国内トレーダーのおよそ70%が国内銀行からの送金を利用しています。
もし、クレジットカードでの入金が難しいなら、国内銀行送金を選択するとよいでしょう。
メリットは、1万円以上の振り込みで手数料が無料になることと、平日昼間であれば口座残高への反映時間が短いこと。
デメリットは、入金時の振り込み名義人を「名前のアルファベット+MT4(MT5)番号」にせねばならないことです。
国内銀行送金入金【メリット1】国内銀行への振り込みで安心
XM口座へ入金はなじみのある国内銀行のため、戸惑うことがなく安心です。
もちろんに口座があれば振込手数料は無料です。
国内銀行送金入金【メリット2】1万円以上の振り込みは手数料無料
国内銀行送金では振込手数料が、110円〜880円程度かかることが多いですね。
また、XMへの入金額が1万円未満の場合には振込手数料とは別に980円が必要です。
よって、XMへの入金は1回あたり1万円以上にすることが必要です。
国内銀行送金入金【デメリット1】入金してから口座残高への反映がリアルタイムでない
9:00-15:00の銀行営業時間内(9〜15時)であれば、銀行での手続きからXM口座への反映までだいたい30分から1時間程度とそれなりにスピーディですがリアルタイムではありません。
営業時間外の振込では、翌営業日には反映されます。
迅速さが大切なFX取引の場合、15時以降の振込で反映が翌営業日になるのはひょっとしたらもどかしいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
国内銀行送金入金【デメリット2】口座名義人を変更しなければならない
XMでの国内銀行送金では振込名義人を変更する必要があり、入力ミスが心配でクレジットカードを選ぶ方もいらっしゃいます。
なお、入力名義は、「全角ローマ字氏名+全角MT4(MT5)口座番号」にすることがルール。
例えば、 「Shinzou Abe 1234567」といった感じです。
もしこの操作を誤ると、口座残高への反映まで数時間以上かかることになり、XMサポートにチャットなどで問い合わせた方が良いケースもあります。
一度振り込みが成功すれば問題ないのですが、初回は戸惑う方が多いようです。
【入金方法⑤】BXONE
BXONEの日本でのサービス開始はまだ歴史が浅く2019年から。
オンラインカジノのユーザーが利用の中心となっています。
日本語ガイドページがありますが、公式HPはまだ英語表記となっています。
XMでは他の送金方法が充実しているため、もう少し様子を見てからの利用でもよいでしょう。
XMで入金のおすすめはクレジットカード
まずは入金方法など基本的なXMの使い方をきちんと把握し、最善の方法で入金できるように理解を深めましょう。
XMでは、クレジットカードで入金すると出金もクレジットカードでせねばならないといったように、入金方法により出金方法が決まります。
クレジットカードで出金すると聞くと頭にクエスチョンマークが浮かぶかもしれませんが、「返金」名目でお金が戻ってくるとイメージするとわかりやすいでしょう。
XMにおいて、一番人気なのは銀行送金での入金。というのも、出金を銀行でできるからです。
でも、銀行からの送金では、振込名義人に「ローマ字氏名+MT4/MT5口座番号」を指定せねばならず、また、15時以降の入金は翌日の反映は翌日です。
そこで手軽で便利なのがクレジットカード。入金手数料無料で、手続き後の反映がスピーディだからです。
XMへの入金前に準備すべきこと
口座開設ボーナス3000円をもらう
XMでは、入金前の本人確認が必須。
顔写真のついた身分証明書および住所証明書を提出、口座を有効化する運びです。
XMの営業日なら、10分から遅くとも24時間以内に有効化完了となります。
本人確認が済むと口座開設ボーナス3,000円を受け取れます。
ただし、口座開設から30日以内に本人確認を済ませないと、せっかくの権利がなくなってしまいますので気をつけてください。
口座開設ボーナスでまず取引してみるのもおすすめ
本人確認終了後もらえる口座開設ボーナス3,000円は、そのまま取引に利用できますから、自己資金を入金する前にボーナスで取引してみるのもよいでしょう。
自分なりに調べたスプレッドを比較、注文をして約定力をチェックするなど、さまざまな有効活用が考えられます。
ただし、口座開設ボーナスをもらったからといって、やみくもにハイレバレッジ取引するのは考えもの。
XMでは最大888倍のレバレッジをかけることができ、3,000円の口座開設ボーナスでも0.2lotほどの取引もできますが、強制ロスカットの恐れがあります。
強制ロスカットとなれば、マイナス分がボーナスから相殺され、今後付与されるはずの入金100%ボーナスの金額が減ってしまいます。
最低入金額は5ドルから
XMのマイクロ口座とスタンダード口座の最低入金額は、5ドル(約500円)からになります。
資金が少ないでも始めやすい価格設定になっています。
ただし、ゼロ口座の最低入金額は100ドル(約10,000円)からになっています。
入金額によりレバレッジ制限がある
XMのマイクロ口座およびスタンダード口座では、レバレッジ最大888倍利用可能。
また、ZERO口座では、レバレッジ最大500倍となっています。
XMの大きなウリのひとつであるこうしたハイレバレッジですが、実は、口座残高によりレバレッジが制限されています。
20,000ドル以上の口座残高だとレバレッジは200倍まで、100,000ドル以上だとレバレッジは100倍までとなっていて、複数口座保有の場合、全口座残高の合計金額でレバレッジが制限されることを頭に入れておきましょう。
XMの入金で注意すること
入金に情報を間違えて入力すると入金が反映されません。
XMで入金情報を間違えたら直ちにサポートへのメールやマイページのライブチャットで、XMに連絡、利用したクレジットカード会社やウォレット会社への連絡をしましょう。
またXM側のメンテナンスなどで入金の反映が遅くなっているケースもあるでしょう。
XMの入金履歴は、MT4もしくはXMの会員ページから確認できます。
XM公式サイトからの確認方法は次のとおり。
トップページ右上の「会員ログイン」をクリック、会員ページ右メニューの「マイ入金」をクリック、入金履歴を表示したい開始日と終了日を入力しクリックです。
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